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マンションのリフォーム費用いくらかかる?

「中古マンションをリフォームする費用っていくらかかるの?」

この記事では、これから中古マンションのリフォームを検討されている方向けに、各リフォーム箇所の費用相場をわかりやすくお伝えしています。

ざっくりした結論を先にお伝えすると、水回り(キッチン・バスルーム・トイレ・洗面台)セット約350万円~500万円ほど用意していたほうがいいです。

そのほかの箇所についても記事内で詳しくお伝えしているので、これからリフォームを考えている方の参考になると幸いです。

目次

中古マンション、リフォームとリノベーションの基本

中古マンションのリフォームを検討する際、最も気になるのは「費用」ですよね。

2024年現在、リフォームの費用は物件の状態やリフォームの範囲によって大きく異なります。

例えば、基本的な内装の修繕だけであれば、数十万円から可能ですが、水回りの設備交換や間取りの変更を伴う場合、費用は数百万円に上ることも珍しくありません。

特に、築年数が経過したマンションでは、配管の老朽化や断熱性の向上など、隠れた改修が必要になるケースもあります。

リフォームとリノベーションの違い

リフォームとリノベーションはしばしば混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。

リフォームは主に既存の部分の修復や交換に焦点を当てています。

これに対し、リノベーションは物件の機能的な改善に加え、デザインや間取りの大幅な変更を含むことが多いです。

例えば、古いマンションの和室を現代的な洋室に変更するのは、リノベーションの一例です。

リフォームの基本を知る

リフォームでは、主にキッチン、バスルーム、トイレなどの水回りの変更、壁紙やフローリングの張替えなどが行われます。

これらの工事は、マンションの快適性を保つために定期的に必要となるものです。

例えば、築20年のマンションでは、水回りの設備が寿命を迎えることが多く、交換が必要になります。

リノベーションの基本

リノベーションは、単に古い部分を新しくするだけでなく、住まいの価値を高めることを目的としています。

これには、間取りの変更や最新の設備の導入、デザインの一新などが含まれます。

リノベーションにより、まるで新築のような住空間を実現することも可能です。

中古マンション:場所別リフォーム費用の相場

リフォームの費用は、改修する場所によって異なります。

例えば、キッチンのリフォームでは、システムキッチンの交換に50~150万円、バスルームではユニットバスの交換に同じくらいの費用がかかります。トイレや洗面台の交換は、それぞれ15~40万円程度が相場です。

リフォーム箇所リフォーム費用
システムキッチン交換約50万円~150万円
ユニットバス交換約70万円~150万円
トイレ交換(本体)約15万円~40万円
トイレ換気扇約3万円~4万円
トイレ内装変更約40万円~
バス・トイレを分離約60万円~80万円
洗面台交換約15万円~30万円
給湯器交換約10万円~20万円
和室→洋室に変更約35万円~100万円
壁紙クロス張替え1,200円~1,700円/㎡
天井クロス張替え1,200円~1,700円/㎡
フローリング上張り4,500円~7,700円/㎡
フローリング張替え上張りの約2倍以上
室内ドア交換約3万円~6万円
天井ライト→ダウンライト約3万円/1箇所

キッチンリフォームの費用

キッチンリフォーム例

キッチンのリフォームは、マンションリフォームの中でも特に人気があります。

新しいシステムキッチンへの交換は、使い勝手を大幅に向上させるだけでなく、見た目の美しさも提供します。

費用は、選ぶ設備や仕様によって異なりますが、一般的には50~150万円が目安です。

バスルームリフォームの費用

バスルーム:ユニットバスにリフォーム例

バスルームのリフォームでは、ユニットバスの交換が一般的です。

古いバスルームを新しいものにすることで、快適性が大幅に向上します。

また、最新のバスルームは省エネや快適な浴室暖房機能を備えていることも多く、70~150万円の投資で長期的なメリットが得られます。

トイレリフォームの費用

トイレリフォーム例

トイレのリフォームは、比較的低コストで行える改修の一つです。

最新の節水型トイレへの交換は、水道料金の節約にもつながります。

一般的な交換費用は15~40万円程度で、デザインや機能にこだわるとそれ以上になることもあります。

また、築年数によっては換気扇が故障しているケースが多く、修理よりも交換の方が安く済んだりするので、こちらは約3万円~4万円あたりが相場となっています。

洗面台リフォームの費用

洗面台のリフォームも、マンションの快適性を高める重要な要素です。

古い洗面台を新しいものに交換することで、使い勝手が向上し、見た目も新鮮になります。

交換費用は15~30万円が相場ですが、デザインや機能によっては高くなることもあります。

給湯器交換の費用

給湯器の交換は、特に築年数が経過したマンションでは重要なリフォームです。

古い給湯器は故障のリスクが高く、効率も低下しているため、新しいモデルへの交換は省エネ効果も期待できます。

交換費用は10~20万円が一般的ですが、機能や容量によってはこれを上回ることもあります。

和室から洋室への変更費用

和室から洋室へのリフォーム例

和室から洋室への変更は、リノベーションの一環として人気があります。

この変更には、床材の張替えやクロスの貼り替え、必要に応じて間仕切りの撤去や設置が含まれます。

費用は、変更の範囲や使用する材料によって異なりますが、一室(8畳)あたり35万円~100万円の予算を見積もるのが妥当です。

壁紙クロスの張替え費用

壁紙クロスの張替えは、マンションの雰囲気を一新する効果的な方法です。

選ぶクロスの種類やデザイン、張り替える広さによって費用は変わりますが、一般的には1,200円~1,700円/㎡が相場です。

全体的なリフォームの一環として行う場合、他の工事と合わせて費用を抑えることもできます。

天井クロスの張替え費用

壁クロスと天井クロスの張替えリフォーム例

天井クロスの張替えも、部屋の印象を大きく変えるリフォームです。

壁と同様に、選ぶクロスの種類やデザインによって費用が異なりますが、一般的には壁紙と同程度かそれ以上の費用がかかることが多いです。

天井の面積や高さによっても費用は変わります。

フローリング上張りの費用

フローリングの上張りは、既存の床材を撤去せずに新しいフローリング材を上から重ねる工法です。

この方法は、比較的短期間で施工が可能で、費用も抑えられるため、リフォームの際によく選ばれます。

費用は、使用するフローリング材の種類や品質によって異なりますが、一般的には4,500円~7,700円/㎡程度です。

フローリング張替えの費用

フローリングの完全な張替えは、部屋の印象を大きく変えることができます。

この工事には、既存の床材の撤去と新しいフローリング材の設置が含まれます。

費用は、選ぶフローリング材の種類や品質、施工面積によって大きく異なりますが、一般的には上張りの2倍以上が目安です。

室内ドア交換の費用

室内ドアの交換は、デザインや材質を変えることで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。

交換費用は、選ぶドアの種類や品質によって異なりますが、一般的には一枚あたり約3万円から6万円程度です。

天井ライトからダウンライトへ

ダウンライトのリフォーム例

天井の照明をライトからダウンライトに変更することで、部屋の印象をよりモダンで洗練されたものにすることができます。

この変更は、特にリビングやダイニングなどの主要な居室で効果的です。

費用は、選ぶ照明器具の種類や設置する個数によって異なりますが、一般的には1箇所約3万円~程度が必要です。

グラモ犬
グラモ犬

これらのリフォームは、マンションの価値を高め、住み心地を向上させるために重要です。ただし、リフォームを行う際には、予算の設定や工事の範囲、施工業者の選定に注意が必要です。

また、マンションの管理規約によっては、特定の工事が制限されている場合もあるため、事前に確認することが重要です。

続いて、中古マンションリフォームの際に特に注意すべき築年数別のポイントについて詳しく解説します。

中古マンションリフォーム、築年数別のポイント

中古マンションのリフォームを考える際、築年数は重要な要素です。

築年数が長くなるほど、リフォームが必要な箇所や程度が異なります。ここでは、築年数別にリフォームのポイントを詳しく見ていきましょう。

築10年~のリフォームポイント

築10年程度のマンションでは、大規模なリフォームは必要ありませんが、内装の美観を保つための小規模なリフォームが推奨されます。

例えば、壁紙の張替えやフローリングの部分的な修復、照明器具の交換などが挙げられます。

これらのリフォームは、比較的低コストで行えるため、予算に余裕があれば検討すると良いでしょう。

築20年~のリフォームポイント

築20年を超えると、水回りの設備や給湯器の交換が必要になることが多いです。

これらの設備は長年の使用により劣化が進むため、安全性や機能性を保つためにも交換が推奨されます。

また、内装の変更も同時に行うことで、より快適な住空間を実現できます。

築30年~のリフォームポイント

築30年を超えるマンションでは、より大規模なリフォームが必要になることが一般的です。

特に、配管の老朽化や断熱材の劣化が進んでいる可能性が高いため、これらの点検と改修を優先することが重要です。

また、間取りの変更や全面的な内装のリノベーションを行うことで、現代のライフスタイルに合った住まいに生まれ変わらせることができます。

築40年~のリフォームポイント

築40年を超えるマンションでは、スケルトンリフォームを検討する価値があります。

これは、建物の基本構造を残しつつ、内装を完全に一新するリフォームです。

給排水管の全面的な交換や間取りの大幅な変更など、新築同然の住空間を実現することが可能です。

ただし、このような大規模なリフォームは高額になるため、予算とのバランスを考慮する必要があります。

築50年~のリフォームポイント

築50年を超えるマンションのリフォームは、非常に高度な技術と経験が必要です。

建物の老朽化が進んでいるため、安全性を確保しつつリフォームを行うことが最優先事項となります。

このような物件では、リフォームよりも建て替えを検討するケースもありますが、歴史的価値や立地条件によっては、リフォームで新たな価値を生み出すことも可能です。

グラモ犬
グラモ犬

これらの築年数別のリフォームポイントを踏まえつつ、自分のマンションに最適なリフォームプランを立て、快適な住環境を実現しましょう。

リフォームは単に古いものを新しくするだけでなく、住まいの価値を高め、生活の質を向上させる大切な投資です。

適切な計画と予算管理を行い、理想の住空間を実現するための一歩を踏み出しましょう。

リフォームやリノベーションの際の注意点

リフォームやリノベーション時の注意点

リフォームやリノベーションを行う際には、いくつかの注意点があります。

まず、マンションの場合、管理組合の規約によっては、特定の工事が制限されていることがあります。

例えば、構造に影響を与えるような大規模な改修や、外観に影響を与える工事は、事前の承認が必要な場合が多いです。

また、リフォーム工事によっては、近隣住民への影響も考慮する必要があります。

工事の騒音や埃などが周囲に迷惑をかけないよう、事前に周知し、適切な配慮を行うことが大切です。

マンション構造によってはリフォーム出来ない場合がある

マンションのリフォームでは、建物の構造によって制限される場合があります。

特に、耐震性や建物の安全性に影響を与えるような大規模な改修は、慎重に検討する必要があります。

例えば、梁や柱を移動させるような間取りの変更は、建物の構造に大きな影響を与えるため、専門家の意見を聞きながら進めることが重要です。

躯体に穴をあけられない場合

マンションの外壁や構造体に穴を開けることは、原則として禁止されています。

これは、建物の強度や防水性に影響を及ぼす可能性があるためです。

例えば、バルコニーに追加の物置を設置する際には、穴を開けずに設置できる方法を選ぶ必要があります。

ほかにも、エアコンやガス衣類乾燥機を追加設置するための通気孔がない場合、壁に穴を開ける必要がありますが、躯体には穴を開けることはほぼできません。

このような制限を理解し、建物の安全性を守りながらリフォームを進めることが大切です。

二重床でない場合

二重床構造でないマンションでは、床のリフォームに制限がある場合があります。

特に、防音性や断熱性に関わる改修は、建物全体に影響を及ぼす可能性があるため、管理組合や専門家と相談しながら進めることが重要です。

床暖房の設置やフローリングの変更、キッチンを壁付きから対面式に変更する時など、床に関わるリフォームを検討する際には、建物の構造を十分に理解した上で計画を立てましょう。

玄関ドアは内側が専有部分で外側は共用部分

マンションの玄関ドアは、内側が専有部分外側が共用部分とされています。

このため、ドアの外観を変更する際には、管理組合の規約や他の住民との調整が必要になります。

内側の改修は自由に行えますが、外観に影響を与える変更は、周囲の住民との調和を考慮しながら慎重に進める必要があります。

管理組合に事前に伝える

リフォーム工事を行う際には、事前に管理組合に通知し、必要に応じて承認を得ることが重要です。

特に、騒音や振動が伴う工事や、共用部分に影響を与える工事は、他の住民への配慮が必要です。

事前の通知と調整を行うことで、スムーズな工事進行とトラブルの回避につながります。

マンションの掲示板で予定日やお詫び文を伝える

リフォーム工事による騒音や振動は、近隣住民にとって大きな負担やストレスになることがあります。

工事の予定日や時間帯をマンションの掲示板で事前に周知し、必要に応じてお詫びの文を掲示することで、周囲への配慮を示すことができます。

大抵の場合は、依頼したリフォーム業者によって対応してくれることがほとんどですが、このような小さな配慮が、快適なマンションコミュニティの維持に貢献します。

リフォーム費用を安く抑える方法

続いて、リフォーム費用を安く抑えるコツについてお伝えします。

複数のリフォーム業者に見積もりを取る

リフォームを成功させるためには、複数のリフォーム業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

価格だけでなく、コミュニケーションのとりやすさ、提案内容、工事の品質、アフターサービスなどを総合的に評価し、最適な業者を選ぶことが大切です。

また、見積もりの段階で自分の希望や予算を明確に伝えることで、より満足のいくリフォームが実現します。

不動産会社にリフォーム業者を紹介してもらう

不動産会社の人は、腕が良くてコスパも良い、優良なリフォーム業者を知っています。

不動産会社は仕事上、多くのリフォームにも携わるため、数多くのリフォーム業者さんと関係を持っていて、どのリフォーム業者さんが腕が良いか、逆にそうでない業者かの情報を持っています。

『安いけど雑な業者』にあたってしまうのを避けるには、不動産会社に紹介してもらう選択肢も方法のひとつです。

まとめ:中古マンションのリフォーム費用はいくらかかる?

以上が、中古マンションのリフォームにおける重要なポイントとなります。これらのポイントを踏まえ、計画的かつ効果的なリフォームを行うことで、快適で価値ある住空間を実現しましょう。

リフォームは、単に古いものを新しいものにするだけではなく、住まいの機能性や快適性を高め、長期的な価値を創出する機会です。

適切な計画と実行により、あなたのマンションは新たな魅力を放つことでしょう。

グラモ犬
グラモ犬

リフォームは、ただの住まいの改修ではなく、生活の質を向上させる投資と捉えることが重要です。

適切なリフォームを行うことで、快適な住環境はもちろん、将来の資産価値の向上にもつながります。

そのためには、自分のニーズと予算を明確にし、信頼できるリフォーム業者と密に連携を取りながら、計画を進めることが肝心です。

リフォームを成功させるためには、事前の準備と計画が不可欠です。自分のマンションの現状を正確に把握し、どのようなリフォームが必要か、どの程度の予算が適切かを検討しましょう。

また、リフォームには多くの選択肢がありますので、自分のライフスタイルや将来の計画に合わせた最適なリフォームを選ぶことが重要です。

最後に、リフォームは一時的な工事ではなく、長期的な住まいの質の向上に寄与します。

そのため、短期的なコストだけでなく、長期的なメリットを考慮して決定することが重要です。リフォームを通じて、より快適で機能的な住空間を実現し、充実した日々を送りましょう。

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この記事の監修者
島袋 宗憲

不動産のGramocc代表。沖縄生まれ沖縄育ち。現役の宅建士。
幼少期に家業が倒産の危機に陥り、実家が競売にかけられ家を失う。その経験から不動産業界に関心が芽生え、家業はその後危機を乗り越える。
その後上場企業大手のサイバーエージェントのグループ会社にてWeb広告ディレクターを勤めつつ不動産事業をスタート。
兼業で大手上場不動産会社FC店にて売買仲介営業ランキング、当時全国5位(約2000人規模)を獲得。数多くの不動産売買に携わり、実家を失った経験をプラスに変えて、お客様の幸せに貢献したい想いで不動産サービスを展開中。
主な資格は、宅地建物取引士、ITパスポート、Webクリエイターエキスパートなど。
==宅地建物取引業 沖縄県知事(1)第5536号==

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