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購入と賃貸どっちがいい?

マンションは購入と賃貸どっちがいいのか?

この問いに悩む人は少なくないと思います。

結論としては、『購入』を選択する方が良いと思いました。

この記事では、1番わかりやすい総費用を軸に、6つの比較によって最適解を導き出せる内容になっています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

記事のポイント

  1. 購入と賃貸のそれぞれのメリットとデメリット。
  2. マンションの購入と賃貸、50年間住んだ場合のそれぞれの総費用額。
  3. ライフスタイルや家族構成の変化に応じた住宅選択。
  4. 6つの比較によって購入と賃貸どっちがいいかわかる。

マンションは購入と賃貸どっちがいい??それぞれのメリットとデメリットを比較

マンションを購入するか賃貸するかは、一人ひとりのライフスタイルや将来設計に大きく左右されます。

購入の場合、初期投資は高いものの、長期的に見ると固定資産税や管理費などの維持費が続きますが、資産価値が残ります。

反面、賃貸は初期コストが比較的低く、生活スタイルの変化に柔軟に対応できる一方で、家賃という継続的な支払いがあり、結果的に資産は残りません。

どちらの選択も、家族の構成、収入の状況、老後の計画など多くの要素を考慮する必要があります。

マンションを購入した場合のメリットとデメリット

メリット

  1. 資産形成:購入したマンションは、将来的に資産となり、売却や相続などの選択肢が持てます。
  2. 安定性:所有している限り、引っ越しを強いられることが少なく、長期的な居住計画が立てやすいです。
  3. 自由度の高さ:改装やリノベーションなど、自分の好みに合わせて住空間をカスタマイズできます。

デメリット

  1. 初期費用の大きさ:購入には大きな初期費用が必要で、ローンの返済が長期にわたります。
  2. 流動性の低さ:売却する場合、市場状況によっては思うような価格で売れないことがあります。
  3. 維持費用:管理費や修繕積立金など、継続的な費用が発生します。

マンションを購入する最大のメリットは、長期的な資産形成が可能であることです。

固定資産税や管理費などの維持費は発生しますが、ローン返済後は住居費が大幅に削減され、老後も安心して住むことができます。

また、リフォームや改装の自由度も高いです。

しかし、デメリットとしては、高額な初期費用、維持費、そして物件を売却する際の市場リスクも考慮する必要があります。

マンションを賃貸した場合のメリットとデメリット

メリット

  1. 初期費用の低さ:購入に比べて初期投資が少なく、資金の負担が軽いです。
  2. 柔軟性:転職や家族構成の変化などに応じて、比較的容易に住み替えが可能です。
  3. 修繕の責任:大規模な修繕は大家や管理会社の責任で行われるため、個人の負担が少ないです。

デメリット

  1. 資産形成ができない:家賃は支払い後に資産とならず、戻ってくることはありません。
  2. 制約が多い:ペットの飼育や改装などに制限がある場合が多く、自由度が低いです。
  3. 安定性の欠如:家賃の値上げや契約の更新が拒否されるリスクがあります。

賃貸の最大のメリットは、初期コストが低く、ライフスタイルの変化に応じた柔軟な住み替えが可能であることです。

また、物件の維持管理は大家や管理会社の責任となり、住居者は比較的少ない費用で住むことができます。

賃貸のデメリットとしては、家賃という継続的な支払いがあり、結果的に資産は形成されません。

また、家賃の値上がりや退去時の条件変更などの不確実性もあります。

マンションは購入と賃貸どっちがいい??状況別の比較

ここでは、マンションの購入と賃貸の総住居費を50年間比較し、住宅ローン、管理費、修繕積立金などを考慮した購入の総コストと、家賃、敷金、礼金などを含む賃貸の総コストを詳細に比較し、長期的な視点から最適な選択肢を検討します。

  • 同一の物件で50年間住み続けた場合の総費用は?
  • ライフスタイルの変化を考慮して比較した場合
  • 住み心地を考慮して購入と賃貸で比較した場合
  • 資産性を考慮して購入と賃貸で比較した場合
  • 老後を考慮して購入と賃貸で比較した場合
  • 災害リスクを考慮して購入と賃貸で比較した場合

同一の物件で50年間住み続けた場合の総費用は?

3LDKの間取り図

ここでは、同じ条件のマンションを購入または賃貸した場合の50年間の総住居費を計算し、どちらが経済的に有利かを分析します。

また、一般的な住宅ローンの最長期間、35年で計算した例も算出してみました。

住宅ローンの返済、固定資産税、メンテナンス費用などの購入時のコストと、家賃、更新料、敷金・礼金などの賃貸時のコストを細かく比較します。

■物件条件(2023年12月時点)※実際の賃貸物件を参考

  • 場所:那覇市
  • 築年数:11年
  • 構造:RC造(鉄筋コンクリート)
  • 階数:2階部分
  • 間取り:3LDK
  • 広さ:76.7㎡
  • 駐車場:1区画
  • 設備:都市ガス / ガスコンロ / コンロ2口以上 / システムキッチン / バス・トイレ別 / 洗髪洗面化粧台 / 温水洗浄便座 / 浴槽 / エアコン / クローゼット / ウォークインクローゼット / BS / CS / インターネット対応 / インターネット無料 / オートロック / モニター付きインターホン / 宅配ボックス / エレベーター / 室内洗濯機置き場

購入した場合

▼購入時の諸費用

  • 物件価格:3,500万円
  • 金利種別:変動型1.5%(団体信用生命保険込)
  • 返済方法:元利均等返済
  • 返済期間:35年
  • 仲介手数料:122.1万円
  • 住宅ローン借入費用:121.3万円
  • 登記費用:約30万円
  • 固定資産税・都市計画税:約10万円
  • 収入印紙代:3万円
  • リフォーム費用:約150万円

借入総額:約3,940万円
返済総額:約4,501万円

▼購入後の費用

  • 月返済額:約10.7万円(返済総額に組込む為、下の計算式では省きます)
  • 管理費:6,000円/月
  • 修繕積立金:7,500円/月
  • 駐車場代:8,000円/月
  • 固定資産税・都市計画税:10万円/年

年間合計:35.8万円(50年分だと1,790万円)
内訳↓
管理費・修繕費の50年分合計=810万円
駐車場代の50年分合計=480万円
固定資産税の50年分合計=500万円

50年で、4,501万円 + 1,790万円 = 6,291万円

10年スパンで管理費と修繕積立金が合計1万円づつ上がった場合、
最初の10年=162万円
次の10年=282万円
次の10年=402万円
次の10年=522万円(35年だと450万円)
次の10年=642万円
50年の合計=2,010万円(35年の合計は1,296万円)

管理費・修繕費の50年分合計=2,010万円(35年だと1,296万円)
駐車場代の50年分合計=480万円(35年だと336万円)
固定資産税の50年分合計=500万円(35年だと350万円)

50年で、4,501万円 + 2,990万円 = 7,491万円
35年で、4,501万円 + 1,982万円 = 6,483万円

賃貸した場合

▼賃貸契約時の初期費用

  • 家賃:15.5万円
  • 敷金:2ヶ月分(31万円)
  • 礼金:1ヶ月分(15.5万円)
  • 仲介手数料:17.05万円
  • 家賃保証会社費用:賃料の60%~90%(9.3万円※60%で算出)
  • 家財保険:2年間で14,000円

合計:89.75万円

▼賃貸後の費用

  • 家賃:15.5万円/月
  • 家財保険:14,000円/2年
  • 更新料:なし

年間合計:186.7万円

50年で、9,335万円 + 89.75万円 = 約9,425万円
35年で、6534.5万円 + 89.75万円 = 約6,624万円

購入と賃貸の差額↓
50年の場合=購入した方が『1,934万円』安くなりました。
35年の場合=購入した方が『141万円』安くなりました。

購入した場合、住宅ローンの完済後、建物が資産として残りますが、賃貸は資産として残りません。

※購入した場合の固定資産税の減価償却率は一旦考慮せず、賃貸の家賃増減も同様に考慮しないで算出しています。

※住宅ローンの金利については、さらに金利が低い『auじぶん銀行』や『住信SBIネット銀行』などのネット銀行もございます。今回は一般的な市中銀行での例です。

ライフスタイルの変化を考慮して購入と賃貸で比較した場合

ライフスタイルの変化を考慮したマンションの選択は、個々の状況に密接に関連しています。

例えば、仕事の異動や単身赴任の際、賃貸の方が柔軟に対応できます。

また、病気や事故で働けなくなった場合、購入した物件は住宅ローンの支払いによるプレッシャーがありますが、賃貸は安い物件への住替えで経済的な負担を軽減できます。

子供が大きくなって家を出た際に、部屋が手広になって住居を変える場合にも、賃貸だとフットワークが軽いです。

購入した場合は、安定した住居環境を手に入れる反面、このような環境の変化にはすぐに対応できないケースがあります。

住み心地を考慮して購入と賃貸で比較した場合

マンションを選ぶ際、「住み心地」という観点は非常に重要です。

長期的な住まい選びでは、ただの金銭的な側面だけでなく、生活の質や家族のライフステージに合わせた選択が求められます。

そこで、マンション購入と賃貸の両方を住み心地の観点から検討します。

購入した場合

購入を選ぶ利点は、長期的に見た時の安定性にあります。一度住宅ローンの返済が終われば、住居費は大幅に減少し、老後も安心して過ごせます。

また、自分の好みに合わせてリフォームが自由に行えるため、住み心地を自分の手で作り上げることができます。

賃貸の場合

一方、賃貸の利点は、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に住み替えが可能な点です。

家族構成の変化や仕事の転勤などで住み替えが必要になった場合、賃貸では気軽に住所を変更できます。

ただし、賃貸では自身の好きなようにリフォームを行うことはできません。その観点からいくと、住み心地に関してはある程度の制限をかけられることになります。

どちらの選択も、住み心地という観点では、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

結局のところ、マンションを選ぶ際には、個人のライフスタイルや将来設計、家族構成など、多角的な観点から検討することが重要です。

資産性を考慮して購入と賃貸で比較した場合

購入した場合

購入の場合、長期的には固定資産税や管理費、修繕積立金などの費用がかかりますが、資産価値を高めるリフォームや改装が可能です。

また、時間が経過するにつれ、不動産の価値が上昇する可能性があり、将来的に売却や相続の際に資産価値が反映されます。

さらには、購入した場合、ご自身が何らかの理由でそこに住まなくなった場合、賃貸として人に貸し出すことも可能です。

この点で、購入は資産性の面で有利と言えます。

賃貸の場合

一方で賃貸は、家賃という形での毎月の支払いが資産形成には直接貢献しませんが、購入に比べて初期投資が少ないため、その節約した資金を他の投資に回すことで資産を増やすことも可能です。

賃貸は、資産形成の面では不利ですが、資金の流動性を保ちやすいというメリットがあります。

結局のところ、資産性を最も重視する場合は購入が適している可能性が高いですが、ライフスタイルや資金の使い道によっては賃貸も有効な選択肢となります。

老後を考慮して購入と賃貸で比較した場合

老後を考慮した場合、マンション購入と賃貸の選択は大きく異なる影響を及ぼします。

購入した場合

購入は、一度住宅ローンを完済すれば、老後の住居費用が大幅に減少し、安定した生活が可能になります。

購入したマンションは、老後も安定した住居を保証し、さらに資産としての価値を持ち続けるメリットがあります。

賃貸の場合

反面、賃貸は老後も家賃の支払いが続くため、定年後の収入減を考慮する必要があります。

ここで注意点として、高齢になるにつれて賃貸住宅の契約は難しくなる場合があります。

賃貸物件では、高齢者に対して保証人の要求や家賃支払い能力に対する懸念や、万がいちの孤独死の可能性などがでてくるため、審査が通りずらくなる傾向にあります。

老後の住居選びでは、長期的な住宅費用だけでなく、生活の安定性や将来の計画に関するこれらの点を総合的に考慮することが重要です。

災害リスクを考慮して購入と賃貸で比較した場合

災害時のリスクを考慮すると、購入と賃貸の選択肢は異なる重要な側面を持ちます。

購入した場合

マンションを購入した場合、災害による損害のリスクは所有者が負担します。

これには、建物の修繕費や再建築費用が含まれ、保険でカバーできない部分に対しては自己負担が発生する可能性があります。

このリスクを回避する策としては、ご自身で地震保険や火災保険に別途加入することです。これにより、ある程度の損害を回避できます。

賃貸の場合

一方、賃貸の場合、建物の修繕や再建は大家さんが担当するため、借りている人は直接的な修繕費用の負担を避けることができます。

しかし、災害によって家が使えなくなった際、代替の住まいを見つける必要があり、これは別の種類の負担となり得ます。

賃貸では、災害発生時の物理的な被害からは免れますが、住み替えに伴う費用やストレスが懸念されます。

災害発生時の購入マンションと賃貸マンションの違いは、主に財務的リスクと生活の安定性に関わります。

これらの観点から、災害リスクを考慮した住居選択は、個々のライフスタイルや財務状況に合わせて慎重に行うべきです。

マンションは購入と賃貸どっちがいい??向き不向きで比較

マンション購入に向いてる人

マンション購入は、次のような人に向いています:

  1. 長期的な定住志向: 長く同じ家に住みたいと考えている人。
  2. 将来の計画性: 子育てや老後の計画がある程度固まっている人。
  3. 初期投資の準備: 頭金や諸経費といった初期費用を準備できる人。
  4. 固定資産のストック: 資産として家を所有し、将来的に子どもに相続させたいと考えている人。
  5. リフォームの自由度: 自分の好みに合わせた内装や設備の変更を望む人。
  6. 老後の安定: 住宅ローンを完済すれば、住居費の負担が少なくなり、老後を安心して過ごしたい人。

マンション賃貸に向いてる人

マンションを賃貸する人は、以下のような人に適しています。

  1. 柔軟なライフスタイル: 転勤やライフスタイルの変化に柔軟に対応したい人。
  2. 初期投資の制限: 大きな初期投資を避けたい人。
  3. 短期または中期的な居住計画: 短期間または数年単位での居住計画を持つ人。
  4. メンテナンスの負担軽減: 建物のメンテナンスや修繕の負担を避けたい人。
  5. 将来の不確実性: 将来の生活やキャリアの変化が未確定な人。
  6. 資産への関心低め: 不動産資産への関心が低い、または他の投資に興味がある人。
  7. 将来の居住先を保有:老後の居住先が確保できている人。

まとめ:結局マンションは購入と賃貸どっちがいいのか?

  • 50年間の同一条件の総費用の比較だと:1,000万円以上安くなる購入がおすすめ
  • ライフスタイルの変化で比較すると:フットワークが軽い賃貸がおすすめ
  • 住み心地で比較すると:自由度が高い購入がおすすめ
  • 資産性で比較すると:ローン完済後に資産として残る購入がおすすめ
  • 老後で比較すると:高齢になると賃貸が借りれなくなるリスクがあるので購入がおすすめ
  • 災害リスクで比較すると:総費用で安くなる分を、地震保険や火災保険の加入に充ててリスクをある程度回避できるので、購入がおすすめ

ライフスタイルの変化を考慮した場合は賃貸がおすすめで、それ以外は購入がおすすめ、という結果になりました。

今回の分析で、全く同じ物件をベースに、50年間購入して住み続けた場合と、賃貸で住み続けた場合の比較で、1,000万円以上の差額が出た結果が大きいかなと思います。

今まさに『購入』か『賃貸』か、どっちがいいのか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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この記事の監修者
島袋 宗憲

不動産のGramocc代表。沖縄生まれ沖縄育ち。現役の宅建士。
幼少期に家業が倒産の危機に陥り、実家が競売にかけられ家を失う。その経験から不動産業界に関心が芽生え、家業はその後危機を乗り越える。
その後上場企業大手のサイバーエージェントのグループ会社にてWeb広告ディレクターを勤めつつ不動産事業をスタート。
兼業で大手上場不動産会社FC店にて売買仲介営業ランキング、当時全国5位(約2000人規模)を獲得。数多くの不動産売買に携わり、実家を失った経験をプラスに変えて、お客様の幸せに貢献したい想いで不動産サービスを展開中。
主な資格は、宅地建物取引士、ITパスポート、Webクリエイターエキスパートなど。
==宅地建物取引業 沖縄県知事(1)第5536号==

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